韓国で開催されたセマングム・ロックフェスティバル(RAFFIS)が5日、閉幕した。天候不順もあり、観客数は当初予想のわずか1割。盛り上がりに欠けたまま、祭りの幕が下りた。
RAFFISは韓国最大規模のロックフェスティバルを目指して企画され、全羅北道クンサン(群山)市のセマングム展示館などを会場に、1日に開幕。ユン・ドヒョンやマヤ、キム・ジャンフンなど、韓国の多数の人気歌手のライブに加え、ギネス記録に挑戦するイベントもあり、期間中の人出はのべ100万人と予想された。
ところが、実際に会場を訪れたのは主催者側の発表でのべ10万人余りと、当初予想のわずか1割ほどだった。
3日には目玉企画としてギネス記録に挑戦するイベントを開催。3万3000人を目標に参加者を募り、長さ33キロのセマングム防潮堤でYMCAダンスやラインダンスなどの最多人数記録更新に挑んだが、参加者はわずか2000人ほど。世界記録(YMCAダンス1万3588人、ラインダンス1万2168人)には遠く及ばず、記録更新はならなかった。
RAFFIS組織委員会では観客数が当初の見込みを大幅に下回った原因について、連日気温が30度を超える真夏日だったうえ、週末に雨が降ったためとしているが、会場となったセマングムの干拓事業への反発や宿泊施設の不足、PR不足などを指摘する声も上がっている。