英国の成人のうち14人に1人が8歳の計算問題を解けないことが調査によりわかったと、英テレグラフ紙が報じた(Telegraph 2007年7月17日)。
調査は英国の成人2000人を対象に、英ITV DVDによって行われた。16日に発表された調査結果によると、回答者の7パーセントが8歳の計算問題を解くことができなかったという。
出題されたのは「32の8分の1はいくつか」との問題で、「6」、「4」、「2」、「8」、「どれでもない」、「わからない」という選択肢から選ぶ形式。正解は「4」だ。
ITV DVDによると、回答者の7パーセントがこの問題を解くことができなかった。年齢別では55歳以上の正解率が96パーセントだったのに対し、18歳から25歳までの正解率は88パーセントに過ぎず、若い世代で計算能力が低下していることがわかったという。
また、同じ調査で回答者の74パーセントが教育番組が子供の学習に役立つと答えるなど、未就学児の教育に対する親の関心が高いことも明らかになったという。
ITV DVDは教育番組のDVD製作を手がけており、16日には未就学児向けの新作DVDを発売している。