英国で展示されているキリスト像が目から閃光を発するとして話題を呼んでいると、英メトロ紙が報じた(Metro 2007年2月13日)。
問題の像はリバプール美術院で展示されている「神殿の浄化」という作品のうちのキリスト像。このキリスト像の目から閃光が放たれるのが同美術院を訪れた人によって相次いで目撃されているという。
「神殿の浄化」は神殿から高利貸しを追い出そうとしてむちを振り回すキリストの姿を表現した作品で、キリスト像は鉄と青銅でできている。
作品は展示されて以来物議をかもしており、キリスト像が目から閃光を発するとされることについても、感銘を受けて像の前にひざまずく人がいる一方で邪悪な作品だからだと言う人もいるとのことだ。
制作者のブライアン・バージェスさんは「作品の制作に1年ほどかかったが溶接の際の火花以外に閃光は見たことがない」と話しているが、キリスト像は奇跡的な力を持つ像として話題を呼び、一目見ようと多くの人が同美術院を訪れているという。