米国で、火事に気付いた犬が飼い主を起こし母子を救ったと、シカゴ・サンタイムズ紙が報じた(Chicago Sun-Times 2006年12月28日)。
母子を救ったのはヒーローという名前のオスの雑種犬。26日未明にインディアナ州レイクステーションのメリッサ・ボイドさん宅で火災が発生すると、ヒーローは眠っていたノアちゃん(4)の顔をなめて起こした。異変に気付いたノアちゃんの叫び声を聞いて母親のメリッサさんも目を覚まし、2人は難を逃れることができた。
避難したメリッサさんからの通報を受けて消防隊員らが駆けつけたが、メリッサさん宅は全焼した。コーヒーメーカーのショートが火災の原因とみられている。
メリッサさん宅には煙感知器が設置されていなかったという。
ヒーローは半年前にメリッサさん母子に引き取られた。ヒーローと名付けたのは単なる思いつきだったとのことだが、今回母子を救ったことで名前の通りヒーローとなった。
メリッサさんは「ヒーローと名付けたのもヒーローがノアを救ったのも奇跡だ」と話しているという。