ニュージーランドのプレンティー湾で、ジャンプしたイルカがボートの女性を直撃したと、ニュージーランド・ヘラルド紙が報じた(New Zealand Herald 2006年12月27日)。
イルカの直撃を受けたのはニュージーランド北島プケコヘに住む27歳の女性。26日、コロマンデル半島沖のスリッパ島付近でボートに乗っていたところ、バンドウイルカが海面からジャンプしボートに落下。女性を直撃した。
イルカはボートから海に転がり落ちるとそのまま泳ぎ去った。女性は頭部などに重傷を負い、ヘリコプターでオークランドの病院に運ばれたという。
スリッパ島付近では今年はえさとなる魚が豊富なせいか、例年より多くのイルカが確認されていた。
バンドウイルカは大きいもので体重が600キロを超える。オタゴ大学の海洋生物学者リズ・スルートン博士によると、イルカが人間に対し攻撃的になることはめったになく、今回のような事故は極めて異例だという。