ニュージーランドで、パラシュートがうまく開かなかったスカイダイバーが奇跡的に一命をとりとめたと、ヘラルドサン紙が報じた(Herald Sun 2006年12月22日)。
一命をとりとめたのは英国出身のスカイダイビングのインストラクター、マイケル・ホームズさん(25)。ホームズさんはニュージーランド北島のタウポ上空4000メートルからダイブしパラシュートを開こうとしたが、絡まってしまいうまく開けなかった。
予備のパラシュートも開かず死を確信したホームズさんはそのままクロイチゴの茂みに落下。肺に穴が開き足首が折れた状態で病院に運ばれたが、奇跡的に一命をとりとめた。
開かなかったとはいえ絡まったパラシュートでいくらか減速したことにくわえ、落下地点が茂みだったことが生存につながったようだ。
事故を目撃したジョン・シドルズさんは「スカイダイバーのうち一人がくるくる回りながら落ちてきた」「彼はそのまままっすぐ落ちた」と当時の様子を話している。
シドルズさんと息子のアダムさんは自分たちもスカイダイビングをするか決めかね、実際に見て決めようとホームズさんらのダイブを見ていたとのことだが、事故を目の当たりしてやらないことにしたという。