警官のとんだ射撃術 容疑者の子と自身に当たる

 ニュージーランドで起きた事件で警察官のスタンガンが警察官自身と16歳の少年に当たっていたことが判明したと、ニュージーランド・ヘラルド紙が報じた(New Zealand Herald 2006年11月18日)。


 先月1日、オークランドで男が家庭内のいざこざから暴れたため警察官が駆けつけた。警察官は男をおとなしくさせようと、ワイヤーのついた電極を発射するタイプのスタンガンを使用したが、誤って自分自身を撃ってしまった。警察官は5万ボルトの電圧による衝撃から回復すると再びスタンガンを撃ったが、今度は男の16歳の息子を直撃した。


 スタンガンの使用をあきらめた警察官は次に催涙スプレーを使用したが、またもや男には当たらず、男の21歳の娘を直撃した。


 この事態に男も暴れるのをやめ、自首したという。


 スタンガンは小火器の代替とすべくオークランドとウェリントンの警察で試験的に導入されており、これに関する発表が先月17日にあったものの、事件については言及されていなかった。

国際時事新聞 at 00:47 2006年11月21日
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