英国の空港で、拳銃のイラストが描かれたTシャツを着ていた男性が保安のためTシャツを裏返しに着るよう求められたと、英サン紙が報じた(The Sun 2006年9月11日)。
この男性はスタッフォードシャー州リッチフィールドのデイブ・オズボーンさん(21)。米ニュージャージー州のニューアーク国際空港行きの旅客機に搭乗するため訪れたバーミンガム国際空港で、着ていたTシャツについて安全上の問題を理由に警備員から注意を受けた。
Tシャツには2丁の拳銃のイラストが描かれていた。
警備員は「Tシャツに描かれた拳銃のイラストが安全を脅かし、他の乗客をおびえさせる」とオズボーンさんに説明。オズボーンさんはTシャツを裏返しに着て旅客機に搭乗したという。
Tシャツのイラストを問題視されたことについて、オズボーンさんは「警備に万全を期すことには賛成だがこの件は実にばかげている」と不満を口にした。
これに対し空港側は10日夜になって非を認め、今回の警備員の行動は行き過ぎだったとして謝罪したという。