インドの州議会選挙で大衆迎合主義的な公約合戦となっていると、デイリーニュース&アナリシスが報じた(Daily News and Analysis 2006年4月19日)。
インド南部のタミルナドゥ州では、州議会選挙の投票日を前に選挙戦が繰り広げられているが、そのなかで大衆迎合主義的な公約合戦となっているという。
野党DMKが「政権を獲得した場合、州内の全世帯にカラーテレビを配布する」と発表したところ、「非現実的だ」と与党AIADMKが批判。これにDMKが反論していたが、今度はAIADMKが「米の配給20キロのうち10キロを無料にする」と発表したという。
同州の州議会選挙が混戦の様相を呈しているために、このような公約合戦となったようだ。
どちらの公約も膨大な予算が必要なため、実現性は疑問視されている。仮に実現させたとしても州財政を圧迫するのは必至だ。
投票は来月8日から行われ、11日に開票される。