ニュージーランドで、元消防士の男性がかけた間違い電話が火災を防いだと、ドミニオン・ポスト紙が報じた(Dominion Post 2009年8月4日)。
間違い電話をかけたのは、ニュージーランド北島のタウランガに住む元消防士のウェイン・ケネディさん。ケネディさんは3日朝6時45分ごろ、ラジオ局に電話をかけるつもりが、寝ぼけていたのか、誤ってハミルトンのバリー・ホワイトローさん宅に電話してしまった。
妻とともに就寝中だったホワイトローさんは、この電話で起床。通話を終えてから、前夜からつけっぱなしにしていた電気ヒーターが燃えているのに気付き、すぐに電気ヒーターを家の外に放り投げ、水をかけた。ほどなく火は消え、家が火事で燃える事態は免れたという。
偶然とはいえ、間違い電話で火災を防ぎ、夫妻を救う活躍をしたケネディさんは「たくさんの火災現場に出動してきたが、こんな方法での消火は今までなかった」と話しているという。