宝くじで約3億8400万円当たったカナダの男性が、1年近く熟慮の末、支払い期限直前になってようやく当選金を受け取ったと、カナダのCBCが報じた(CBC 2008年7月29日)。
カナダ西部のブリティッシュコロンビア州メープルリッジに住むピーター・ダショップさん(24)は昨年8月、数字選択式宝くじのロト6/49で360万カナダドル(約3億8400万円)が当たった。普通なら大喜びですぐに当選金を受け取りに行きそうなものだが、ダショップさんは当選金を受け取らないまま1年近く過ごし、支払い期限が目前に迫った28日になってようやく当選金を受け取った。
この間、ダショップさんは宝くじが当たったことを母親以外の誰にも話しておらず、恋人ですらダショップさんがテレビに出ているのを見て初めて当選について知ったという。
当選金の受け取りを遅らせたことで約10万カナダドル(約1100万円)の利息を手に入れ損ねたことになるが、「(当選金を得ることで)人生がどう変わるかよく考えることは時間をかける価値があった」とダショップさん。今後についてはどこか暑いところで休暇を過ごす予定だが、仕事は辞めないという。